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自分たちは不妊?


自分たちは不妊?
 避妊をしていないカップルでは、1周期(1月経周期;28日)で妊娠する確率は約30%、1年以内に80%以上、2年で90%が妊娠します。これに対し、一定期間性生活をもっているにもかかわらず、妊娠しない状態を不妊といいます。
不妊の期間の基準は、日本では2年以上とするのが一般的です。妊娠を希望し、かつ子どもを授かるために医学的な治療が必要とされる場合を、不妊症といいます。

妊娠に必要な条件とホルモンの働き
 妊娠が成立するまでには以下のようないくつかの段階があり、それらすべてが正常に働いてはじめて妊娠します。また、排卵や月経は脳や卵巣が相互に関係し合い、ホルモンの働きで維持されています。

 @十分な数・運動性のある精子の膣内への射精  A精子の子宮・卵管内への進入 
 B卵巣内での卵胞の成熟  C排卵  D卵管内への卵子の取り込み  E受精 
 F胚(受精卵の分割)の形成と移送  G子宮内膜の妊娠しやすい状態への変化 
 H子宮内膜への着床 

受精のタイミング
 妊娠は精子と卵子の出会いから始まります。卵子が受精できるのは排卵から約24時間。
精子は射精後約48〜72時間です。ですから排卵2〜3日前から排卵後24時間以内に精子と卵子が出会えるよう、排卵のタイミングを知る必要があります。
 自分で排卵のタイミングを捉える際には、以下のものを組み合わせてみましょう。

基礎体温
  測定:
朝目が覚めたら、体を動かす前のなるべく同じ時間に測定しましょう。
体温は目盛りの細かな婦人体温計を使い、舌の下で計ります。
基礎体温を使っての判断は全体の体温変化を見て行いますので、
多少時間が不規則でも、また計り忘れた日があったとしてもとにかく続けましょう。
基礎体温は月経開始後から排卵まで低温相となり、排卵前後から次の月経開始まで高温相が続く2相性が正常のパターンです。 排卵は基礎体温が上昇し始める前後1〜3日間に起こるといわれており、必ずしも低温が最低になった日ではありません。
基礎体温を数周期つけると、月経周期がある程度規則的な人であれば、排卵日の予測ができるようになります。

頸管粘液: 排卵時期になると精子を子宮内に入りやすくするための頸管粘液(いわゆるおりもの)が多く分泌されるようになります。この時期は透明で水っぽく、指にとると長くのびます。この様な変化が見られたら、排卵が近いということがわかります。

排卵検査薬: 尿中の黄体化ホルモン(LH)から、排卵日を調べる検査薬が市販されています。排卵日の1〜2日前にLHが多量に排泄されることから、排卵日近くに何度か検査して濃度のピークを判断し、排卵のタイミングを予測します。


受診について
 自分たちでタイミングをとってみたがなかなか妊娠しない、月経が不規則、基礎体温が2相性にならない、排卵の予測がしにくいなど、気になる症状があれば受診をお勧めします。
 受診を考えたとき、どこに行ったらよいのかと悩むこともあるかと思います。
まず、相談機関や雑誌、インターネットなどで情報を集めてみましょう。病院を決める条件は人によってまちまちです。通院時間や交通費など通いやすさで選ぶ、より専門性を求めて不妊専門の病院を選ぶ、病院の雰囲気や医師との話しやすさで選ぶなど、自分の希望する条件にあった病院を選びましょう。その際次のことにも注意を払ってください。

電話での対応がしっかりしているか(受診前に電話してみる)
きちんと説明をした上で検査・治療を行っているか
自分たちの希望を考慮した上で検査・治療を進めてくれるか
医師やスタッフは話しやすいか
わからないことを確認できるようなシステムがあるか


受診の前に・・・

 不妊の問題はカップルの問題です。受診前に、次のようなことをお互いに確認しておきましょう。

子どものいる生活と子どものいない生活の両方を考え、自分達が子どもを持つことをどう考えているのかを確認しあいましょう。
相談センターや公開講座、情報誌などを活用し、ある程度の確かな情報を共有しておきましょう。
不妊の原因は男性にも女性にもあり、その割合はほぼ同じといわれています。検査はカップルそれぞれが受けるのが基本です。
いつまで治療をするのか、どのような治療まで行うのか、といった治療の目安を立てておきましょう。
不妊治療は治療を受ける人が治療の必要性を納得した上で実施する必要があります。検査や治療の進め方についてカップルでよく相談し、自分たちの希望を主治医に伝えられるようにしましょう。
 検査・治療の過程で、お互いに悩みや疑問が生じたときには、ひとりで抱え込まずに話し合いましょう。



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